午前0時のLOVE_STORIES

STORY

海辺の別荘に佇む老人・有重。時は20年遡る…
“ 「少女A」それは、街角で聖地を探す少女の物語だ。“ と、新聞の文化欄に書いた新進気鋭の
ノンフィクション作家・有重。
それをきっかけに、アイドル中森明菜が歌い、
ヒットした楽曲「少女A」の作詞家・売野雅勇と海辺の別荘で会うことになった。
待ち合わせに現れたのは、18歳の女の子。
そして、「売野雅勇です」と名乗った。

有重は、その少女にインタビューを試み、“街角で聖地を探す少女の物語だ”と評した「少女A」を
紐解きながら、自分自身の感情の機微とも
向かい合い、答え合わせをする…

やがて、過去に想いを馳せていた
有重が現実に引き戻されると、
時は西暦2000年を迎えようとしていた。

MOVIE

原作:売野雅勇「午前0時のLOVE STORIES」
アルバム「MIND CIRCUS」(VAP)
企画:メグスタ株式会社
制作:FiLL'sホールディングス株式会社/
メグスタ株式会社

エグゼグティブプロデューサー:売野雅勇
監督:宮野ケイジ

CAST

  • 星乃 夢奈
  • 竹中 直人
  • 横山 剣(特別出演)
  • 馬場 煇平
  • 白倉 碧空
  • 佐々木
    ちあき
  • 森川 海良
  • 大北 茉奈
  • 成森 史織
  • 立川 璃代

INTRODUCTION

18歳の女の子・「少女」役にモデルや俳優、インフルエンサーと多岐に活躍する星乃夢奈を抜擢。また、物語の「視点」となる作家・「有重」役にはあの竹中直人が存在感たっぷりに演じています。新進気鋭のフレッシュな俳優と大御所の共演が今作の見どころの一つです。また、逗子の海を一望できる絶好のロケーションは、きっと視聴者を物語の世界に引き込んでくれることでしょう。ぜひご期待ください。

COMMENT

星乃夢奈

「少女A」少女役を演技させていただきました、星乃夢奈です。
このお話をいただき、監督の宮野さんとお話をした際に「昔の18歳は今の18歳よりもしっかりしてる。 かなり落ち着いてる」というアドバイスをいただき、 声のトーンや、話し方、どこか18歳のあどけなさを出せたらいいなと心がけ演じさせていただきました。 これまでも、そして今でも愛され続けている 「少女A」という曲の裏側のストーリーの重要人物を演じさせていただけたことを光栄に思います。 たくさんの方にこの作品が届きますように。

売野雅勇
(エグゼクティブプロデューサー)

2023年、作詞活動40周年記念のコンピレーションアルバム“MIND CIRCUS”がVapレコードから発売され、歌詞カードの体裁をした小冊子に、13の収録曲と同じタイトルをつけた掌編小説を書いた。それは旧知の音楽プロデューサー志熊研三さんのアイディアで、さらに13のすべての物語が同時刻、午前0時に終わる仕掛けはどうかと相談され「それは面白いね」と答えたけれど、いざ書き始めてみると芯になる13個のアイディアを考えるのは想像していたよりもハードだった。とりわけ難しかったのが『少女A』で、これが最後に書き上がったもので、締め切りから3週間も遅れていた。
書いているときは楽しくて13の物語を、さらに15篇くらい書き足し、本としていつか出版しようと考えていたら、40周年の記念コンサートを見に来てくださった映画監督の宮野ケイジさんから、アルバム発売直後に『少女A』と他の2篇をオムニバス形式の映画にしたいという提案をいただいた。Vapレコードの知念プロデューサーから「こういうのを映画にできたらいいですね」という話を聞いたばかりだったので、普段はクールに構えているか、ぼんやりしているかのどちらかなのだけれど、この時ばかりはかなり驚きましたね。それに彼の口から出たキャスト候補の「竹中直人」さんは、僕の一番好きな俳優だった。半信半疑のまま皇居が見えるホテルのラウンジで何度も打ち合わせを重ね、宮野監督が回を重ねるたびに熱くなっていくので状況が良い方向へ向いているのを感じただけでなく、監督の雰囲気には「運命の音がする」ことに不意に気がついた。だから、というわけではないけれど、「監督、お誕生日はいつですか?」と、もともと神秘主義的な傾向がある僕は訊いた。宮野監督は、初めて見るような不可解な、というか不敵な微笑みを浮かべながら「芹澤廣明さんと同じ誕生日です」と言った。芹澤廣明さんは『少女A』の作曲家で、この作品がなければ彼も僕も世の中に出ることはなかっただろう、お互いにとっての「運命の男」、と呼びあっている大親友だ。

午前0時のLOVE STORIES
プロジェクト

ショートフィルム「少女A」は1982年に発売された同名の楽曲(唄:中森明菜、作詞:売野雅勇)を原作とした、「歌詞世界から生まれた短編ストーリー」です。作詞家・売野雅勇の40周年コンピレーションアルバム「MIND CIRCUS」には、売野氏自身の楽曲イメージストーリー13篇の短編小説「午前0時のLOVE STORIES」が綴られています。
この13篇の中から厳選した物語を順次映像化するプロジェクトです。今作はその第1弾。

売野雅勇 作家活動40周年記念作品

『MIND CIRCUS 午前0時のLOVE STORIES』

「涙のリクエスト」、「少女A」、「め組のひと」、「最後のHoly Night」、、、
日本国民なら誰もが一度は耳にしたことのある数々の大ヒット曲を世に送り出した売野雅勇。作詞活動40周年を記念したコンピレーションの発売が決定!
今作は売野雅勇本人もセレクトに入り、作詞活動40年間の中で生まれた数々の名曲の中から12曲を厳選収録。セレクトした楽曲の歌詞を素に売野雅勇が短編ストーリーを12篇書下ろし、小説ブックレットとして封入。まさに聞いても読んでも楽しめる作品が誕生!
ボーナストラックには売野作詞の隠れざる名曲「Strangers Dream」をMAX LUXがこのアルバムのためにカヴァー、歌唱したトラックを収録!

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